先日、久しぶりに施工現場に行ってきました。ベテランのとても腕のいい職人さんといろいろお話させていただきました。
無垢フローリングと珪藻土の相性がとってもいいこと、床材の施工には下地作りが大事なこと、などいろいろお話をすることができました。
普通の職人さんはフローリングの下地を作るときにこちらのレーザーを必ず使います。
これで水平をきっちり出して、下地が波打たないようにします。下地が波打ったまま無垢フローリングを施工すると、小さな段差となって出てきます。
「厚みが揃っていない」と電話がかかってくるほとんどが、この下地の調整不足であることが多いんです。
「段差がある」と言われた現場に落ちているフローリングの木端の厚みをノギスで測るとおおよそ+-0.3mm程度の基準値以内に収まっているのに、貼った後のフローリングに段差が出ているんですね。
特に硬いフローリング(花梨やアジアンウォールナット)の場合に、この問題が出ることが多いのですが、硬い木材は少しでも下地が波打っていると、材が硬いために下地に馴染まず、はねてしまい、段差となって表れてしまいます。
どんなにきれいに無垢フローリングを施工しようと思っても下地が波打っていたら、どうにもなりません。下地作りは本当に大事なんですね。
こんな感じでまっすぐにするんですね。