年の瀬が近づき、今年も大掃除の季節が近づいてきました。
本日は無垢フローリングのお手入れ方法についておさらいしましょう!
無垢フローリングの基本をおさらい
無垢材は水分を含むと、反り、曲がり、床なりなどの原因になるので
水ぶきはおすすめできません。
日常のお手入れのメインアイテムは、
「ほうき」「そうじき」「かわいた雑巾」など水にさらさないことが基本です。
隙間にものがつまったときは、つまようじ等でとりのぞきましょう。
大掃除の仕方
普段のお掃除とは違い、年に一度くらいは思いっきり掃除をし、気持ちよい年明けを迎えたいですね。
スチームモップなどは厳禁ですが、固く絞った雑巾でふきあげることはできます。
それでも落ちない汚れがある場合は、中性洗剤を含ませて汚れを落とします。
仕上げに、乾いた雑巾で乾拭きするとたいていの汚れはきれいにすることができます。
またオスモなどの自然塗料の会社が販売している専用剤を使うのもおすすめです。
ブログでも、時間が経過してしまったコーヒーのシミを、同社のウォッシュ&ケアで落とす実験をご紹介しました
<そのほかよくある汚れの落とし方>
・油・ソース・マヨネーズ
中性洗剤を溶かしたぬるま湯を使い、よく絞った雑巾でふきます
・ケチャップ・クレヨン・水性ペン
布にベンジンを付け、手早くふいてください
・油性ペン
汚した直後であれば消しゴムで落ちることも。落ちない場合には布にベンジンをつけて手早くふいてください、
ワックスをかけるときに注意すること
ワックスをかける前は、まず塗装のチェックをしましょう。
ご自宅の無垢フローリングにはどのような塗装がされている・されていない(無塗装)でしょうか?
大きく分けて、「ウレタン塗装」「自然塗装」「無塗装」の3つに分けて考えることができます。
ウレタン塗装のワックスがけ
ウレタン塗装の製品にはワックスを塗る必要はありません。
それでもツヤだしのためにワックスがけをされる場合には、無垢フローリングに塗装ができる商品かどうかを確認のうえ、詳細を各メーカーにお問合せください。
自然塗装のワックスがけ
必ずオイル塗装をしたオイルと同メーカーのワックスをかけるようにしましょう。
手順はそれぞれの塗装手順の指示にしたがってください。
やってはいけないことは、ホームセンターなどで市販されているウレタン塗装用のワックスをかけることです。
毛羽立ちやシミの原因になりますので注意しましょう。
無塗装のワックス
何も塗装をしていない床は、木の質感や色合いがそのまま生かせて美しいのが特長です。
ですが汚れが付くと木の奥まで染み込み、落とすのが困難になります。
また、ワックス等を直接塗装すると毛羽立ちやムラの原因になることもあります。
無垢フローリングドットコムではできるだけ何等かの塗装をしていただくようお願いをしています。
ただし無塗装で使用された後にオイルを塗ると汚れが浮き出ることがありますので、
必ず表面の研磨を行いましょう。
冬場に気を付けてもらいたいこと
無垢フローリングは温度に非常に敏感です。
これからの季節、温風ヒーターやストーブ、ホットカーペットなどが暖をとるために活躍しますが、特にホットカーペットはご使用を控えていただきたいです。
カーペット下には熱がこもりやすく、無垢材が過乾燥になり、
反りやひび割れ、毛羽立ちの原因となってしまうからです。
どうしてもご使用になりたい場合には、下に断熱性の高いマットを敷き、高温での長時間のご使用はなさらないようにお願いします。
無垢フローリングドットコムでは、汚れや床の伸縮などスタッフ総出でいろいろな実験を繰り返しています。
大掃除の際にお困りのことや、ご不明なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください!