前田武志国土交通相は16日の閣議後会見で、復活させる方針を明らかにしていた住宅エコポイント制度について、2011年度第3次補正予算の要求項目に盛り込んだことを明らかにした。被災地を除く地域の新築についてはポイントを半減し、耐震改修も対象に加える。予算額は1千億円超となる見通しだ。
同制度は、住宅の新築や改修時に、窓や外壁に断熱構造を設置するなど省エネ仕様にした場合、ほかの商品などと交換できるポイントを付与。これまでは省エネ住宅の新築で30万ポイント(1ポイントは1円に相当)、改修では工事内容に応じ上限30万ポイントとしていた。新制度では被災地の新築を30万ポイントで据え置いて優遇する一方、その他の地域は15万ポイントに半減。また「現在ある住宅の省エネ化が重要」として改修については上限30万ポイントで、耐震改修を行った場合はポイントを上乗せする。前田国交相は会見で、「持続可能な街づくりのスタートを切る」と力を込めた。
住宅エコポイントは昨年3月に始まったが、急速な申請拡大で、予算枠(2400億円)を使い切り、当初予定より半年前倒しの7月末で制度を終えていた。
Yahooニュースに掲載されていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110916-00000541-san-bus_all
円高が加速し、日本の産業の空洞化が心配されている中、住宅産業が少しでも活気を取り戻していければと思います。