2015.09.09住まいのお役立ち情報

クロスの張り替えで部屋の壁をリフォームしよう!自分で壁紙を張替えるコツ

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最近ではインターネットやホームセンターなどで手軽に専門的な道具を購入できるようになり、DIYを楽しむ方が増えました。自分の手で部屋のクロスの張替えを行う方もめずらしくはないでしょう。

初めての方は「壁紙の張り替えは難しそう」と躊躇してしまうかもしれません。しかし、必要な道具やクロスの剥がし方、きれいに張替える方法を知っていれば、張り替えはそこまで難しくありません。

今回は、初めてでもきれいに壁紙を張替える方法をご紹介します。興味はあるけど難しそうと踏み出せなかった方は、ぜひご参考にしてください。

 

 

張り替えの前の準備

6895-00021-2張り替えに必要な道具は、5,000円?1万円程度で全てそろえることができます。専門的な道具としては、ルーアマイルド(クロス用接着剤)、ハケ、竹ベラ、地ベラ、ジョイントローラー、ジョイントコーク(充てん剤)などです。メジャー、脚立やふみ台、バケツ、雑巾、スポンジ、カッター、ドライバー、ハサミなどもあると良いでしょう。

ただし道具によっては購入したクロスに付属している場合もあるため注意してください。

 

きれいに張り替えるために、壁についているものは全て外しましょう。照明器具やコンセントのカバー、カーテンレールなど外せるものを全て取り外したら、新聞紙で床や柱をマスキングし、クロス用の接着剤がつかないようにします。

 

クロスを剥がす

6895-00021-3家具の移動やマスキングを終わらせたら、古いクロスを剥がしましょう。破れて剥がれてしまっている部分や、つなぎ目などの剥がしやすい場所から剥がし始めると楽です。カッターナイフの刃を伸ばし、傷がつかないよう刃を寝かせ、壁とクロスの間に滑らせて剥がしていきます。古い壁紙の場合はなかなかきれいに剥がれないこともありますが、根気強く作業を行いましょう。

裏紙が残って下地がでこぼこしている場合は、パテで均一にならします。水分を含んだパテを塗ることによって下地の紙が膨らんでしまったら、膨らんだ紙を剥がしてください。もう一度上からパテを塗りましょう。パテが乾いたら、全体にサンドペーパーを掛けて表面を滑らかにします。

ひび割れや穴があった場合には、パテで埋めてください。

 

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クロスを張る

6895-00021-4クロスは床に広げて上下を確認し、壁のサイズに10cm程度プラスした大きさで裁断します。

裁断が終わったら、のりがついていないクロスの場合は裏面にのりを均一に塗ってください。生のりつきクロスの場合は、まず裏のフィルムを50cmほど剥がします。

中心から外側に向かって空気を抜きながら、上下5cm程度ずつ切りしろ分の余裕を持って張りましょう。空気が入ってしまった場合は、焦らずに剥がしてもう一度張り直します。小さな空気であれば、ハケを使用して中心から外側に向かって出すことができます。

張り終わったら、端の処理が必要です。切りシロ部分に竹ベラでしっかりしるしをつけ、地ベラで押さえつつカッターでカットしましょう。

クロスや枠のまわりについた余分なのりは、湿ったスポンジできれいにふき取ってください。のりが残ってしまうと、シミの原因になるため気をつけましょう。

最後に、端が剥がれないようローラーでしっかり押さえたら完成です。

 

おわりに

人が多く集まる場所では、クロスも早く汚れやすいものです。汚れたクロスを替えれば、一気に部屋の雰囲気が変わって、新鮮な気持ちで生活できることでしょう。

コツさえつかんでしまえば意外と簡単にできるクロスの張り替え。家族みんなでクロスを張替えて、楽しみながら部屋の模様替えをしてはいかがでしょうか?部屋がきれいになることと共同作業を行うことの相乗効果で、家庭の雰囲気がさらに明るくなるはずです。