2015.06.18フローリングについて

丈夫でおしゃれなフローリング!おすすめの店舗用無垢床材5選

丈夫でおしゃれなフローリング!おすすめの店舗用無垢床材5選

天然の木をそのまま切り出して使用する無垢の床材には、合板にはないあたたかみがあります。そのためフローリングを無垢材にするだけで、おしゃれな空間に仕上げることができます。

カフェやブティックなど店舗内のフローリングに無垢材を使用する場合、靴で歩き回ることを考慮した丈夫さや、傷がつきにくいデザインであることなども重要なポイントです。では、どのような点に着目して店舗用フローリングの素材を選べば良いのでしょうか。

今回は、店舗使用に適した無垢床材5選とそれぞれの樹種の特徴をご紹介します。

【ウォールナット】白い壁にぴったりの落ち着いた色と模様

【ウォールナット】白い壁にぴったりの落ち着いた色と模様

ウォールナットは加工のしやすさに反して、硬くしっかりとした素材です。衝撃に強く、銃床に使われるほどの強靭性を持ちます。

淡い褐色から濃い褐色の色味をしていますが、ときおり淡い紫色を帯びます。着色しなくても褐色から淡い紫の自然なグラデーションが表れ、気品のある深い色合いに仕上がります。また、木目は複雑な濃淡の縞を形成するものが多く、落ち着いた印象を与えます。自然物にしか作り出せないこれらの特徴は、無垢ならではの魅力といえるでしょう。

ウォールナットの重厚な色合いは、和風テイストやアジアンテイストのインテリアとよく調和します。白を基調とした内装と合わせることでモダンな表情を作り出してくれます

【チーク】「木の王様」と呼ばれる高級木材

チークの魅力は、なんといってもその味わい深い色味です。切り出した直後の黄色から、年月を経るにつれてゴールデンチークカラーといわれる独特の飴色に変化します。これはチークに含まれる油分の作用によるものですが、この作用により耐久性、耐水性、また加工性にも優れていることも特徴です。木そのものが腐りにくく、シロアリなどからの害も受けにくくなります。

黄褐色の美しさと多彩な表情を持つ木目はどんな内装にも合わせやすく、高級感のある空間を演出してくれます

【オーク(ナラ)】美しくはっきりとした木目が魅力

【オーク(ナラ)】美しくはっきりとした木目が魅力

硬く重厚で、重歩行にも耐えうる耐久性を備えています。柾目に虎斑と呼ばれる、虎の縞模様のような柄が見られることが特徴です。このオークは無垢に限らず合板フローリングのツキ板にも多く用いられていることから、日本ではなじみ深い柄であるといえます。

白みがかった褐色のものから暗めの灰色がかった褐色までカラーは豊富で、はっきりとした美しい木目が無垢らしさを際立たせます。美容室やブライダルサロンなど、ゆったりとした威厳のある空間を演出するには最適の木材です。

【カリン】赤みを帯びた色合いが高級感のある素材

木材の強度を表す気乾比重の数値が大きい、非常に硬く重厚な素材です。シロアリなどの害虫にも強く、また寸法安定性も高いため、店舗用の床材に適しています。

赤みを帯びた褐色から黄色みを帯びたものまで、色が多彩であることが特徴です。その重厚感と高級感を印象付ける趣から、高級レストランなどに使用されています。

【クリ(栗)】アンティーク加工向きのおおぶりな木目が特徴

【クリ(栗)】アンティーク加工向きのおおぶりな木目が特徴

非常に硬く、木に含まれるタンニンという物質の作用により、木そのものが腐りにくく害虫に強いという特性があります。特に湿気に対して強い耐久性を持ちます。

おおぶりではっきりとした木目が特徴的で、力強くどっしりとした印象を与えます。その木目を生かしてアンティーク加工が施されたものが人気で、雑貨ショップや貸しギャラリーなどに使用されています。

おわりに

店舗使用に適した無垢床材を5つご紹介しました。無垢床材には他にもさまざまな種類の木材があり、それぞれに特徴があります。また、クリのように木の特性を生かして加工を施すことで、その木の魅力を引き出すこともできます。ぜひ、店舗用床材選びの参考にしてみてください。