木材が無垢フローリングとなって皆さまのお手元に届くまでには
いくつも工程があります。
木材の良さを最大限に生かした品質の高いフローリングにするためには、
多くの人の手を借りて、目で見て(検品して)愛情をかける必要があります。
それでは具体的に木材はどのようにしてフローリングに加工されるのでしょうか。
(1) 木材を乾燥する工程
まずは木材を乾燥させます。乾燥時間はおおよそ1?3週間は必要です。
乾燥された木材は水分を8?10%含んだ状態まで落としますが、
お手元に届く際にはそれより高くなります。
※ 無垢材と水分
無垢材は水分にとっても敏感です。無垢床にしようと思っているところが、田んぼに囲まれていたり海辺や湖の近くで湿度が高い場合(湿度65%以上)は、
無垢材の使用を再検討していただいたほうが良いケースもあります。
(2) 原料のチェックと選別
乾燥ができた木材は原料のチェックを行います。ユニタイプのフローリングはおおよそ5枚のピースを使用するので、無駄が無いように選別していきます。
※ ユニタイプ
施工しやすいように工場であらかじめ3?5ピースの板を張り合わせたフローリングです。施工性や商品の価格から日本でよく販売されていいます。
※ 原料のチェック
フローリングが出来上がるためには、何度も何度も人の目で木材のチェックがされます。
(3)サネの加工
工場の大きな機械でサネとフローリング裏面の糊ラインの加工をします。
長手方向の後に、短手加工が施されます。
(4)表面を滑らかにする
大きなサンディング(表面をやする)機械の中に、サンディングペパーのロールがあります。このロールが高速回転してフローリングの表面を滑らかにします。
(5)塗装(塗装品の場合)
ウレタンやUV塗装は自然塗料とは違い、工場の機械で加工します。
ウレタン系の塗料で表面に薄い膜をはることで光沢が出て高級感がでます。
またメンテナンス不要ですが、木材の肌触りが無くなってしまうのが気になる方もおられます。
【オフィシャルサイトより】
>> 無垢材の塗装の説明
(6)検品
二人一組でペアになって検品をします。
床を斜めにして光が反射しないようにすることで、検品ミスを防ぎます。
このブログでも何度もご紹介していますが、
店長や社員が現地に出向いて検品している人に指導をし、
無垢フローリングドットコムで提供できる床の基準を、
どの国でも、どの工場でも同じ高水準で保てるように心がけています。
(7)パッキング
出来上がったフローリングは、人の手でひとつひとつ丁寧にパッキングしています。
裏向きにパッキングすることで、カッターで開封したときに表面を傷つけないようにするなど、細かな心遣いを忘れません。
(8)コンテナに積んで日本へ
フローリングは、リフトをつかって傷つけないようコンテナに積まれます。
船で運送中に荷崩れを起こすと、お客様へお出しできるフローリングで無くなってしまうので、丁寧に慎重に作業が行われます。
まとめ
無垢フローリングが出来上がるまでには、多くの人の手と目がかけられているのが
お分かりいただけたでしょうか?
特にお伝えしたいのは、どの作業の時も丁寧に慎重にフローリングが取り扱われているということです。
また、現地に向かい、工場で検品指導など密なコミュニケーションを欠かさないことで、無垢フローリングドットコムでは品質の高い無垢フローリングをご提供できていると自負しています。
木材の乾燥から始まり多くの人の手で加工され、海を越えて運ばれてくる無垢フローリングは、
手間暇を惜しない愛情がたっぷりとこめられています。
自然の温もりとともにそんな愛情も感じていただければ幸いです。
無垢フローリングのご用命は無垢フローリングドットコムまで!