2015.09.23住まいのお役立ち情報

色によって部屋の印象が大きく変わる!カラーコーディネートの基本とコツ

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ベッドカバーやクッション、カーテンを替えるだけで、部屋のイメージはガラリと変わるものです。着ている洋服の色で印象が変わるように、インテリアもカラーコーディネートによって印象が大きく変わります。

せっかく良い家具を置いても、他のアイテムとの調和が取れていなければ良さを生かすことはできません。統一感のない部屋は、落ち着きのない部屋と言い換えることができるでしょう。色をまとめて上手にコーディネートすると、洗練され、居心地の良い空間が生まれます。

そこで今回は、カラーコーディネートの基本とコツをご紹介します。

 

 

どのような雰囲気の部屋にするか

6895-00029-2まずは部屋全体のイメージを決めましょう。色の持つ性質で雰囲気が変わるため、イメージに合わせて色を選ぶことが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軽やかで明るく、シンプルですっきりとした雰囲気

明度の高いパステルカラーなど、明るい色の組み合わせは、軽やかなイメージの空間を作り出します。ホワイトやベージュ、ナチュラルブラウンなどの軽い色をベースにした部屋は、開放感のあるすっきりとした印象を与えます。

 

重厚感がありシックで落ち着いた雰囲気

明度の低いグレーやブラックなど、ダークな色の組み合わせは、安定感のあるシックでモダンな空間を作り出します。ただし、落ち着きが出ることによって、狭い部屋の場合はより狭く暗い印象を与えることがあるため注意が必要です。

 

 

部屋の条件や使用目的は何か

6895-00029-3日常を過ごす以上、お部屋は見た目の雰囲気も大切ですが、居心地の良さも必要です。部屋の条件や使用目的に、色の持つ心理的作用をうまく合致させることができれば、より快適な空間を作り出すことができます。

例えば、暖色系の赤やオレンジは暖かさを感じますが、寒色系であるブルーなどは冷たさを感じます。どのような用途のお部屋かによって、使用する色を使い分けましょう。

 

リビングや寝室、子供部屋など、どのような目的で使用するかによっても色の使い方は異なります。刺激の強い鮮やかな色はゆっくりと穏やかに過ごす妨げになるかもしれません。好みの色だからといってビビッドカラーを寝室などに多用することは避け、少量にとどめるか、直接視界に入らないよう使用する場所を選びましょう。

 

壁やドア、収納扉やキッチンなどの色がすでに決まっており、変更できないこともあると思います。また、手持ちのカーテンや家具を生かしたい場合もあるでしょう。そのような変更のきかないアイテムとの調和を図るのも、カラーコーディネートにおいては重要です。部屋の条件や目的をおさえて、変更のきかないアイテムをうまく活かしたコーディネートを考えましょう。

 

色の錯覚を利用する

6895-00029-4色にはそれぞれ特性があり、色の見え方で錯覚を引き起こす場合があります。それをうまく利用するのもカラーコーディネートのコツの1つです。

部屋を広く見せたいのであれば、明るい色をベースにコーディネートしましょう。明度の高い色は膨張色のため、部屋が実際よりも大きく広く感じます。カーテンを壁と同じ色にしたり、家具も同様の色にしたりすると、壁面がつながって見えるため、さらに広く感じるはずです。

 

おわりに

色の性質、特性、心理作用などを利用して、統一感のある空間を作り出すことがカラーコーディネートのコツです。

実際にカラーコーディネートをする際、何色かを組み合わせることが多いと思います。しかし、あまり多くの色を使用するとまとまりがつかず、印象もバラバラになってしまいがちです。そのため、使用する色は3色程度にしぼることをおすすめします。

色が持つさまざまな効果と部屋のイメージに合わせたカラーコーディネートで、快適な空間作りに挑戦してみてください。