2015.10.01住まいのお役立ち情報

お部屋をバリアフリー化するポイント

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日本の高齢化に伴い、建物を新しく建てられたり、リフォームされたりする際、

今はどこもバリアフリー化が重要なポイントの一つになっています。

 

手すりの設置や、段差の解消などもそうですが、通路や出入り口の幅を広く取って車いすなどでも簡単に出入りできるような配慮も重要です。

 

またバリアフリー化された建物は、ご高齢の方だけでなく、妊婦や小さなお子様にも優しい設計ともいえ、

 

新築やリフォームを検討の際にはぜひ、プランに取り入れていただきたいものです。

 

では実際にバリアフリー化では、どういうところに気をつけていけばよいのでしょうか?

 

 

基本的なバリアフリーのチェックポイント

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小さなお子様がいるご自宅でもすぐに取り入れたいバリアフリーポイントは、段差の解消です。

 

扉を吊るして床にレールを敷かない設計もあり、

これなら溝も無い段差フリーな床にすることが可能です。

 

実際生活をしてみても、どの年代でも快適に暮らせるおすすめの施工です。

 

掃除もしやすく、扉を開けはなったときに床全面に境目が無いことで、広々とした印象をもたせてくれます。

 

大がかりな工事ができない場合には、部屋の中で使えるミニスロープなども販売されているので、敷居などの床の段差解消におすすめです。

 

部屋と部屋の間にある段差を埋めるだけで、安全性がぐんと高まります。

 

その他 高齢者に焦点をあてたバリアフリーとしては…

 

・トイレや浴室などが寝室と同一階に配置されている

・階段の昇り降りのしやすさや、安全性が考慮されている

・手すりが必要な場所につけられている

・出入り口の幅がじゅうぶんにあり、車いすも無理なく利用できる

 

などがあります。

どれをとっても、年齢を問わず誰もが快適に暮らせるポイントともいえる事から、

 

これからリフォームなどをされる場合などには、ぜひじっくりとプランを練っていただきたいものです。

 

手すりを取り付ける前に気をつけたいこと

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手すりがあると安全に生活できるといっても、それが快適な生活にはつながらない場合があります。

 

たとえば、将来を見据えて色々な場所に手すりを取り付けたものの、

実際に生活をしてみるとその手すりが今は邪魔だということが分かるケースも。

使わないからと、ついつい物をかけてしまう物置になってしまっては、全く意味がありません。

 

またけがや病気で利き手が変わってしまって、本当に必要な場所が変わってくることもあるそうです。

 

ちょっとした時に、手すりがあると安心ですが、施工の際には本当に今それをつけるべきかどうかをもう一度よく考えましょう。

 

工事費がまたかかったとしても、将来必要になった時に取り付ける方が

コストパフォーマンスが良い場合もあります。

 

滑りにくい床

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ご高齢の方は、ワックスのかかった床ですべりやすく、注意をしないと転倒をしてしまう恐れがあります。

そこで滑りにくい床材をしいたり、滑り止めのワックスを塗装したりする方法があります。

 

無垢フローリングは基本的にそういったワックスの使用ができませんが、

ウッドフロア(合板)の場合には有効な手段です。

 

無垢フローリングは合板に比べると滑りにくく、

つるつるの床が苦手なペットを飼われているご家庭でも多く採用されています。

 

お客様のなかには、老人ホームでも無垢フローリングを導入されていますし、

 

同じく転倒事故に気をつけたい幼稚園や子育て広場などにも、

無垢フローリングは人気の床材です。

 

 

家族みんなが住みやすいを目指す

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世界有数の長寿国である日本において、バリアフリーの住まいは今後ますます求められます。

ご両親のために、また将来の自分たちのためにリフォームなどを検討されている方も多いのではないでしょうか。

床のたった数センチの高さを解消するだけでもバリアフリー化につながります。

ぜひリフォームや新築の際には参考にしてみてください。