この時期どのご家庭でもカビのお悩みが増えるのではないでしょうか。
カビ対策には、小まめなそうじが有効というのは知識としてあると思いますが、本日はこの『小まめ』さが良い理由をご紹介します。
カビがはえるとどうなるの?
まずカビが生えるとどうなるかおさらいをしましょう。
カビは体に悪影響を及ぼし、ひどい時にはそれが原因で病気になることも…。
またカビがはえてしばらくほっておくと、いくら洗っても黒い汚れが取れないことがあります。
これは、カビの根がはえてしまっているからです。
カビの根っこで本当に困るのは、黒ずみ汚れだけでなく物を劣化させること。
大事な家具などには絶対カビを生やさせたくないですね。
家にひそむカビ 『ホコリ=カビ』だと知っていましたか?
カビというと、黒い斑点などを想像しますが、
実はホコリの中にもカビの胞子が含まれています。乾いた場所にもカビがひそんでいるのです。
実際、テレビ台やリモコンなどにたまったホコリを培養すると、
見るもおぞましいカビが沢山発生します。
小まめな掃除というと、黒いカビを対処すればよいと思われるかもしれませんが、
カビ対策での小まめな掃除の正解はこのホコリ掃除です。
日々の簡単おそうじやホコリ対策について書いた過去の記事
↓
無垢フローリングのお掃除OK・NG & ほうきを使ったナチュラルおそうじ
また泥の中にもカビが含まれているので注意が必要です。
泥というと玄関などを想像される方がほとんどだと思いますが、
見落としがちなのが冷蔵庫の野菜室などにたまったゴミです。
カビは冷えた場所でも繁殖します。
「泥つき新鮮野菜」を保存した後、トレーに泥が落ちていると
そこからカビの胞子が飛散してしまう原因になります。
カビのお掃除方法
まず、カビ対策の基本をおさらいしましょう。
1.先に掃除をしてカビを取り除く
2.換気 湿気をためないようにする
3.空気がこもりがちな部屋にはサーキュレーターを使う
サーキュレーターは扇風機のように風を起こして、空気をかきまぜてくれます。
冷房や暖房を部屋で効率よく使うためにも便利なので、梅雨の早い時期から取り入れるといいですね。
では具体的にはどのように掃除をすれば良いのでしょうか。
色々なカビ対策グッズが販売されていますが、
家庭で簡単に取り入れられるのはまずエタノールです。
エタノールには黒ずみを消し去る効果はありませんが、カビを殺すことができます
初期段階のカビ対策に向いているので、
リモコンなどのプラスチックなどにも使えます。
このほか塩素系のカビ取り剤や、ナチュラルお掃除の方法では、重そうと薄めた酢を組み合わせたお掃除方法もあります。
(取り扱いを誤ると危険のガスが発生する場合があるので、作業前には手順をよく確認してください。)
カビのはえる場所
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自宅でカビが発生しやすい場所を重点的にお掃除しましょう。
・革靴の奥 靴箱のすみのほこり
・傘立て
・テレビ台やリモコンのほこり
・エアコンの内部
(※季節のはじめは掃除をしてから利用する)
(※送風機能を使って結露を防ぐ)
・サッシの隙間
・ベッドマット
・ブラインドの取り付け上部の天井の裏
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ブラインドの取り付け部周辺の天井は、実はリビングで一番カビが発生しやすい場所です。
無垢フローリングともインテリアで相性のよいブラインドなので、窓に取り付けている方も多いのではないでしょうか。
日当たりが良くカビが無さそうなイメージですが、一度カビが天井にはえていないか是非チェックしてみてください。
やっぱり小まめなお掃除が◎
真っ黒になったカビを掃除しようと思うとなかなか腰があがりませんが、
ホコリをふきとったり、冷蔵庫の野菜カスをお掃除したりするのは簡単にできます。
防カビグッズにお金をかけるのもいいですが、
やはりこまめにそうじをすることが、カビ対策の最善の道といえるのではないでしょうか。