賃貸住宅は原状回復義務といって「借りたときの状態に戻して明け渡す」ということが退去時に求められます。(詳しくはご自身の契約書をよく確認してください)
昨今はタバコのヤニなどを除いて経年劣化(普通に暮らしていて生じる傷や汚れ)はOKという考えが主流になってきつつありますが、大家さんにもよりますし退去時のトラブルはできるだけ避けたいものです。
特にDIYとなると壁に穴をあけたり釘をうったりと…とても原状回復なんてできないとお思いの方も多いですよね。
そこで今日は原状回復のできるDIYグッズをご紹介したいと思います。
賃貸住宅のDIYお役立ちアイテムを使ったリフォーム
社宅で賃貸住まいの方も多いと思いますが、社宅の条件で賃貸物件を探すと候補が極端に少なく、
お部屋のことで妥協しなくてはいけないことが多くあります。
ここの壁紙が気に入らないけど…、カーペット・畳じゃなくてフローリングが良かったけども…などなど、あきらめなくてはいけない希望がたくさん。
それでも我が家になった部屋、「できるだけ快適に楽しく暮らすために工夫をこらしたい!」
そんなときにおすすめなのが、賃貸のDIYお役立ちアイテムです。
- カーペットの上に敷くフローリング
釘やねじ、接着剤などが不要の置くだけフローリング
- はがせる両面テープ
壁などに穴をあけずにものが固定できて便利。マスキングテープの上に通常のテープを使うという裏ワザもある
- ラベルはがし
ガラスなどを目隠しやデコレーションした際、シールがはがれなくなってしまった時のお助け品
- はがせる壁紙用のり
ふせんのように何度も貼ってはがしてができる特殊のり
- 強力フック
石工ボード壁専用のメタルフック。7kgまでの重さに耐えられて穴も小さく目立ちにくい
など…、賃貸住宅をDIYしてみたいという人のお助けグッズは意外と多いものです。
購入はインターネットや近くのホームセンターなどで簡単にできます。
賃貸住宅DIYアイデア
それではアイテムを使った実例をご紹介しましょう。
たとえば壁に何かを張りたいときに便利なのが、はがせる両面テープです。
フレームなどを飾るのももちろん、軽量タイルなどをはってお部屋の印象をかえることができます。
ほかにも…
はがせる壁紙を下部分にだけはり、元の壁紙との境目に板をはっていくというアイデアもオシャレ。
トイレなどの狭い空間で雰囲気を簡単にがらっと変える事ができます。
ナチュラルテイストがお好みの方は無垢フローリングを壁の一部にだけはるというのもアクセントになっていいですね。
また、実用的なところでいくと、
我が家ではコンセントの位置をかえるために延長コードを床の角にはわせて希望の位置までのばしています。
その際、モールというカバーを使用していますが、ここでもはがせる両面テープが活躍しています。
お部屋のDIYを始める前には、「元に戻せるか」ということを考えることにしましょう。
DIYを始めるとつい夢中になって、どんどんお部屋を自分好みにしていきたくなります。
ですが賃貸住宅のDIYをする際には、一旦冷静になってそのアイデアについて考えてみましょう。
ポイントは、これから施すDIYが元に戻せるかどうかです。
また貸し出す側の立場になって考えてみるのもいいですね。
あなたが退去したあと、その部屋は修繕を必要とせずに次の人に貸し出せるかどうか、大家さんの目線で考えてみてください。
そこでもし元に戻せそうにないと思った時は、そのアイデアは胸にしまっておいて、いつかいかせるタイミングを待って下さい。
「元に戻せる」もしくは「元に戻せるグッズが見つかった!」そういう時は、
賃貸住宅のDIYにぜひ挑戦していきたいですね。
自分で作ったものや工夫したスペースは多少不格好でもいとおしいもの。
まずは契約書をよく確認して、原状回復のできるDIYをぜひ楽しんでください。