2015.12.03フローリングについて , 住まいのお役立ち情報

リフォーム費用を抑える最も簡単な方法は?

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ご自宅のリフォーム、お庭のリフォーム、より快適に安全に暮らすために積極的にリフォームをする人が増えています。

 

しかし新築の時にはかからないあるものが、リフォームの際には思わぬ費用としてかかる場合があります。

 

それは、構造物の撤去・解体(または修復)費用です。

 

解体・撤去費用をおさえる

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リフォームをする際、少しでもコストを抑えるために、施工業者さんを探したり、DIYをしてみたり、いろんな工夫をされることと思います。

 

ですがそれらの努力をする前に、構造物を解体したり撤去したりせずに活用できる方法が無いか考えてみましょう。

 

コンクリートを解体すると、解体費用に加えて、産業廃棄物も発生します。

はがした床も同様に、捨てるためのお金がかかります。

 

工事の時は多くのゴミが出ますので、それらを処分するのにも費用がかかるという点をふまえてリフォーム計画を練るようにしましょう。

 

リサイクル・人に譲る

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リフォームの際、今まで使っていたタンスや棚などを手放す人も多いと思います。

作り付けのクローゼットや収納棚は、見た目にも美しく使い勝手も良いでしょう。

 

ですが使わなくなったタンスを処分しようと思うと、

大きさや地域にもよりますが3000円弱の料金がかかります。

 

部屋中のタンスや棚を処分するとさらに費用がかさみます。

 

そこでまずリフォームの際には、リサイクルをできないか、もらってくれる人がいないかを探してみましょう。

大きなものを取りにきてくれるリサイクル業者もいますし、状態によっては高値で買い取ってくれるかもしれません。

 

庭の工事で発生する解体費用

お部屋だけでなく庭のリフォーム工事も費用をチェックしてみましょう。

庭石を撤去したいと思うと、撤去費用がかかります。

樹木の移植は特に難しく、多くの費用がかかります。

先に書いた通り、セメントを解体すると解体費用に加えて、産業廃棄物も発生します。

 

そこで、セメントのテラスなどは、たとえばウッドデッキの下に取り込み、

邪魔に思える場所の樹木も、周りをテーブルで囲ってみたりして、

そのまま使える方法を探すといいでしょう。

 

また、古くなった木製のベンチなどは、家庭用サンダー(研磨機)で磨けば見違えるようにきれいになりますので、再利用をできないか考えましょう。

 

置くだけという施工方法

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床がカーペットになっていてそれをフローリングにされたい場合もあると思います。

 

これは賃貸住宅や事務所などで特におすすめしたい方法ですが、

「フローリングを置くだけ」という施工方法もあります。

 

接着剤不要のフロアタイルなど商品のラインナップも豊富です。

 

文字通り置くだけなので、カーペットの廃棄料金もかかりませんし、

修復費用も無料です。

 

またコストをおさえるために、無垢調シートを選ばれる方も増えています。

こちらは凹凸があると剥がれてしまう原因になるので、

平らな下地が必要になりますが、

 

リフォームの予算が限られているときにはおすすめです。

?→ 無垢調シートフローリング一覧はこちら

 

予算でも環境にもエコなリフォームを

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ゴミにしてしまうと廃棄料金もかかりますし、環境にも優しくありません。

今あるものを上手に活用して、予算でも環境にもエコなリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。

 

合板フローリングのように色あせたり、床がべたついたりしない無垢フローリングは、

繰り返し長く使うという観点で考えると、導入時こそ予算が膨らむかもしれませんが、

むしろコストパフォーマンスに優れています。

 

10年後、20年後にまたご自宅などをリフォームしようと思ったときに、

「無垢フローリングはこのまま補修して使おう。」

そう思っていただけるような、長く愛せる床をこれからもご提供してまいります。

 

そしてそれがまた、長い目で見てリフォーム費用をおさえるコツになるかもしれません。

 

参考文献

『改訂版エクステリア&ガーデン百貨全800例』,ブティック社