昨日、中国から帰国しました。
天津・大連と廻って、検品と今後の打ち合わせをしてきました。
かなりシビアな交渉でしたが、現地の状況もよくわかり、こちらが譲歩しないと
いけないところは譲歩をせざるを得ませんでしたねー。
実は中国の通貨「元」の切り上げがありまして、現在1元=12.22円になっています。
以前は、1元=15円程度でしたが、かなり切り上げ幅が高くなっています。
このあたりの仕入価格の上昇は仕方がないですね。
ちなみに現地の中国人と話していてわかったことは、物価の上昇に一般の労働者の
給与水準が追いついていなくて、今の中国は一般市民にはとても暮らしにくいそうです。
ちなみに私の感じた感覚では・・・
●現在の中国の物価は日本の60%ぐらい。
→中国の典型的な普通の人の朝ごはんは日本円で一人250円ぐらい。
→一人で昼ごはんを食べにいったんですが、日本円で480円ぐらい。
→ホテルの前で買ったりんごは1個75円くらい。
●でも一般の労働者の給料は日本円で1ヶ月2-3万円ぐらいとのこと。
●マンションの価格は上海などで75m2ぐらいで2300万円くらい。
→近年のマンション価格の上昇は本当に激しいらしいです。日本と違って中国で
はマンションは80年後には国に返却するのが条件なのにこの価格は異常です。
明らかに投資対象になっています。中国政府は1世帯、1つしかマンションを購
入できないように法律を改正しているそうです。
●出産費用は15万円くらい。日本と違って健保組合などからお金が返ってくる
ことはありません。(一般の人の給料の7.5ヶ月分)
●携帯電話は日本と同じ5?6万円ぐらい。(一般の人の給料の3ヶ月分)
●日本のような終身雇用制はありません。
日本は子ども手当てはあるし、健康保険や年金制度もあるし出産費用もほとんど
があとで健保組合から返ってきます。
日本は中国に比べればかなり「暮らしやすい」ように感じました。
ちなみに、こちらが大連でごちそうになった「うに!」
大連は港町なので、このような「うに」がぜいたくに食べることができます。
こちらはコンテナに積み込む最中の弊社のフローリングです!